呼びかけ人、賛同人の皆さま

 すでにお知らせしたように、12月22日、龍谷大学と裁判上の和解が成立しました。これを受けて、1226日、京都地方裁判所記者クラブで、和解解決の記者会見を行いました。

 会見には、多くのメディアの皆さんが集まり、今回の和解への関心は高いと感じました。新聞やテレビで報道されることによって、大学の非正規・雇止め問題に注目が集まることを期待します。

すでに、毎日新聞(全国版)、産経、朝日、京都新聞(地方版)で報道され、関西テレビ、NHKラジオで放送されました。このホームページにも一部掲載しましたので、ご覧ください。


以下、報道関係者に配布した声明文です。会見での嶋田さんのコメントは、嶋田さん個人のブログhttp://skoyokeizoku.blog130.fc2.com/にアップしましたので、ご覧ください。

 和解条項の詳細については、1月16日の報告会でご説明いたします。

 ここまで来ることができたのは、「求める会」に賛同し、裁判を傍聴してくださった皆さんのお力です。改めてお礼を申し上げます。


 

 

報道関係者のみなさまへ

 

龍谷大学経済学部助手雇い止め事件 和解解決のご報告

 

2011年12月26日

 

原告 嶋田ミカ

原告弁護団  

 

 京都地裁に係属していた、嶋田ミカを原告、学校法人龍谷大学を被告とする地位確認等請求事件につき、12月22日、両者間で和解が成立いたしました。

 本件は、龍谷大学経済学部サービスラーニングセンターの助手として3年の期限付きで雇用された原告が、1回目の更新時に雇い止めされたため、少なくとも1回については更新されるはずであった旨を主張して、地位確認等を請求した事件です。

 和解の具体的内容は、被告が雇い止めの意思表示を撤回するとともに、原契約を合意解約したうえ、原告を新たに1年間、龍谷大学アフラシア多文化社会研究センターで雇用するというものです。

 

 本件においては、昨年7月の提訴以降、計7回の口頭弁論を重ね、審理が続いておりましたが、本年10月中旬より、予定されていた証人尋問の実施をいったん延期し、原被告間で和解に向けた協議を重ねてきたものであります。

 

 今回の和解内容は、雇用期間が1年にとどまるとはいえ、本件のような非正規雇用の地位確認請求訴訟、特に、初回更新時の更新拒否事案において、使用者側に雇い止めを撤回させ、事実上の「職場復帰」を実現させる内容の和解が成立したことは、非正規労働者に対して厳しい司法判断が続いたり、勝訴判決を得ても金銭解決にとどまり職場復帰を果たせない事例も多いなかで、画期的といえます。

 雇用期間が1年に限られることに関しては、原告の思いを最大限満足させる内容とは必ずしも言えません。しかし、原告としては、「職場復帰」を果たすことが何よりも重要であると考え、また、少なくない関係者の方々が、原告の訴えを重く受け止め、その解決の方向性を真剣に考えてくださっているとも感じましたので、ここに和解を受け入れる決断をしました。

 

 原告はこれまで、雇い止めされる前から、龍谷大学教職員組合、「嶋田ミカさんの雇用継続を求める会」をはじめ、多くの方々の支援に支えられてきました。今日の和解解決も、支援者のみなさまのお力添えによるものと、深く感謝しております。

以上

和解記者会見の様子
和解記者会見の様子